2013年4月13日土曜日

完全煙フリーの燻製器ができた

話せば長いとある事情により、燻製(自家製ベーコン作り)をやろうかと思っている。
ですが、住宅街のど真ん中で煙をもくもくするのは、さすがにヤバイだろう、ということで煙をなんとかできないかと考えていたのですが、かなりよい方法を思いつきました。


簡単に言えば、
スモーカーを完全密閉して、吸気は熱帯魚のエアポンプ、 排気はベランダ水栓につけたアスピレータ(ディフューザー)で吸い込んで、そのまま水と一緒に下水に流す。
煙の臭いは水に溶けるか、溶けきらない分もマイクロバルブになって排水トラップより上には全く来ない。
アスピレータによるマイクロバルブ発生は、もともと水に溶けていた空気によるものなので(吸気口は塞ぐ)、吸気している状態ではマイクロバブルは発生しないですね。
とうか、そもそも、ベランダ水栓につながっているホースをちょっと長くして、排水トラップの封水にホースを直接突っ込んでしまえば、構造上、煙は外部には一切出なくなりますね。

この文章だけで分かる人にはだいだいどんなものか分かるとは思いますが、一応、構造の絵を描いてみました。
アスピレータにつないだホースを排水トラップの奥に突っ込むことで、煙は完全に封水の向こう側に行ってしまいます。
排気用のエアチューブに2分岐をはさんでいるのは、スモーカーからの煙の排出量をコントロールするためです。2分岐の何もつないでない側のコックの開度を調整することで煙の排出量を調整できます。
ただ、蛇口をひねって水の流量を変えれば、大まかな煙の排出量調整は可能なので、2分岐は不要かもしれません。
入気側のコックの開度でチップの燃焼速度(煙の発生量)をコントロールできます。

発展形としては、チップの燃焼室(煙の発生源)と、スモーカー本体(電熱器等の熱源+肉の置き場)を、別の箱にして、その間もエアチューブでつなぐ構造にすれば、さらにいろんなことができそうです。どちらの箱も完全密閉構造なので、たとえば、冷水(or氷水)をはったクーラーボックスの中に、スモーカー本体を箱ごとどっぷり浸してしまった状態でスモークすれば、真夏でも10℃とか20℃とかの冷燻が簡単に実現可能だと思われます。
とすると、温燻/熱燻のときも、スモーカー本体内に熱源を置くのではなくて、スモーカー本体をお湯に沈めて湯煎状態にしてスモークするのもよいかも。沸騰している鍋につければ熱燻(100℃)、保温設定にした炊飯器につければ温燻(約70℃)になりそう。
(煙が全く出ないので、スモーカーをベランダからキッチンに持ってきても大丈夫なはず。)

ちなみに、燃焼室と、スモーカー本体を分ける構造の場合、エアポンプ → 燃焼室 → スモーカー本体という空気経路と並行して、エアポンプ→スモーカー本体という(燃焼室をバイパスする)経路も設けておいて、それぞれにコックを設けておけば、煙を発生させない風乾/温乾(燃焼室を完全にバイパス)や、煙の濃さ調整ができそうです。

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